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立命館守山高校のサイテック部の部員たち=滋賀県守山市三宅町

 【滋賀】立命館守山高校のサイテック部の2チームが7月15日からオランダで開かれる「ロボカップジュニア世界大会」に出場する。自律移動型のロボットがサッカーのプレーヤーとなり、得点を競う。2年連続で世界大会に出場するチーム「Edge」は「圧倒的に優勝したい」と意気込んでいる。

 2050年までにサッカーの世界チャンピオンチームに勝てる自律移動型のロボットチームをつくる――。ロボカップは、そんな夢を実現しようと企画された。

 同校のサイテック部では、情報工学班の部員たちがロボサッカーなどに取り組んでいる。2チームは今年3月に名古屋であったジャパンオープンの競技部門で1位になるなどし、世界大会出場を決めた。

 「Crecent(Re)」の馬場拓海さん、中東祐樹さん、鎌田浩輔さんの3人は、ジャパンオープン当時は高校3年生で現在は立命館大の1年生。馬場さんは「試合で2台のロボットがベストパフォーマンスできるようにしたい。世界の技術者とも交流し、視野を広げたい」。

 昨年の世界大会で総合4位だった「Edge」は、高校2年の渡辺幸大朗さんと中川裕太さん、青木良亮さんの3人。回路設計を担当した渡辺さんは「強い衝撃でも壊れないものを作った。大会までにさらに進化させたい」と話した。(松浦和夫)

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